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「バラケ餌」と「食わせ餌」に関する基礎的な事柄の紹介です。

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1.へらぶな餌の種類

へらぶな餌にはへらを寄せる「バラケ餌(寄せ餌)」と実際にへらに食わせる「食わせ餌」がある。基本的にはこの両者を区別して、上針し下針に付ける餌の質は異なるようにするが、魚影の濃い場合は上下針とも同じ餌を用いることもある。

(1)マッシュポテト

グルテンやふ系を配合したものがある。グルテンの他、クロレラ、サツマイモ、酵母、ニンニクなども加えたものもある。特徴は野べらやジャミの多い釣り場に効果的。グルテン配合エサは主として食わせに活用し、養殖べらにも有効。ふ系エサのベースにも使え、集魚、食わせに共通。マッシュ+ふ系の混合エサが野釣りでも多用されている。

(2)ふ末系

粒子の大きさにより粗い粒子と細かい粒子があり、それに集魚剤、クロレラ、トロロなどが配合されるものもある。ふ系も集魚、食わせに共通。特に養殖べらには効果的。クロレラ、トロロ配合エサは野べらにも有効。

(3)オカユ

ウドン粉またはマッシュオカユや白玉オカユなどがある。主として食わせ専用だが、マブシ粉併用で若干の集魚効果がある。食い渋りに強いエサ。

(4)その他

その他、オカメ(角ふ)やウドンがあり、どちらも食わせ専用。

2.へらぶな餌の例(いもグルテン)

へらぶなのエサは釣りをする場所のへらにもっとも適したものかどうか釣果を大きく左右する。それ故、各人が工夫をしていろいろなエサを試しながらエサの適否を試行錯誤で探し続けているのが現実であり、それがまた釣り人の楽しみのひとつとなっている。そのため、釣り仲間の間で最も話題となり情報交換が行われているテーマでもある。ここでは、もっとも一般的で広く用いられており、エサ慣れしていない野べらにも効果がある「いもグルテン」について紹介します。

グルテン系のエサはマッシュポテトにグルテンを配合したもので、昭和50年代に登場した。エサ持ちや比重、バラケ性に優れ集魚能力も高く、吸い込みもよいため、万能的な威力を発揮する。グルテンとは小麦に含まれるタンパク質で糸を引く粘りがあり、水中で蜘蛛の巣状になってマッシュのバラケをコントロールし、最後までハリのフトコロにゼリー状に残るため、へらの吸い込みを誘うことになる。

作り方は市販の「いもグルテン」の袋の裏に記されているが、より厳密にするには下記の方法も考えられる。esagu.gif (17732 バイト)

1.家庭用料理用のはかりで60gずつ分包にしておく。
2.水を145ccを瓶で計り、加えます。
3.全体に水がしみわたるようにスプーンで軽くかき回し、2〜3分放置します。

この際、より柔らかなエサとするためには、水量を150〜160ccと多くします。また、食わせエサとしてバラケを少なくするには練りの回数を増すほど針持がよくなります。これはエサの粒子の間に水が多い方が、また粒子間に空気が残っているほど粒子の分散が早くバラケが多くなります。練りの回数を増加させると粒子間の空気が追い出されて粒子どうしの結びつきが強くなるため、バラケなくなると言われています。

従って、練りの程度でバラケに差異が生じますので、練り方でバラケエサ、食わせエサとして用いることも可能です。

但し、このエサは割れ落ちしやすいため、エサ付けの際にはりの耳(ハリスを結んでいる上の平たい部分=チモトともいう)の部分をよく練りながらエサをつけると多少改善される。

エサのバラケ効果は集魚率に大きく影響する。

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3.エサの付け方

タナとバラケの効果を考えたエサ付けの方法は下図のとおり。

 

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