マウスは勿論、キーボードを叩いてもウンともスンとも言わなくなる(この現象をフリーズ=凍るといいます)ことはよくあることです。その時にまず、「コントロール」キーと「Alt」キーを押しながら、「Delete」キーを押して稼働しているプログラムを終了させます。
それでもうまくいかない時は、もう一度同じ操作(「コントロール」キーと「Alt」キーを押しながら「Delete」キーを押す)すると再起動します。それでも再起動ができない時は強制的に電源を切って再起動させます。
大抵の場合はこれで解消しますが、再起動でもトラブルが発生する場合は沢山あるケーブルのコネクターの緩みがないかどうか今一度差し込んでみてください。ハード面で最も多いトラブルの原因はこのようなケーブルによる接触不良なのです。
キーボードの種類によってはキーの配置が多少異なりますが、いずれも上記の配置に近い位置にあります。
また、周辺機器が機能しない場合はパソコン本体と周辺機器すべての電源を一度OFFとした後、再び通常の手順に従い電源を投入して再起動をしてみてください。それでもうまく働かない場合はパソコンの周辺機器に関する情報を確認してください。
勿論、操作の途中で表示される警告文などはトラブルの原因を特定する大きな手がかりになります。
(1)インストールした途端にフリーズしてしまった
上記の「1.今まで通常に動作していたが、急に動作しなくなった」を参考に再起動します。それでも途中で止まってしまったりWindowsが正常でない場合は再度再起動させますが再起動させた直後からキーボードの上部にある「F8」キーを押し続けます。選択画面になったら3.Safeモード(3.Safe Mode)を選択しキーボードのタイプ(普通は106日本語モードで「半角/全角」キー)を押してWindowsを起動させます。
Windowsの画面になったら、「スタート」ボタン→「設定」メニュー→「アプリの追加と削除」アイコンをクリックして、問題のソフトを選択した後「追加と削除」ボタンを押して問題のソフトを削除します。
その後は下記の「(2)インストールしたソフトのみがうまく動かない」に従って、対応します。
(2)インストールしたソフトのみがうまく動かない
インストールした新しいソフトが動作がしなくなった場合はソフトのマニュアルを読んで、下記の点を確認しましょう。
@ソフトがインストールするパソコンに対応しているか
AソフトがパソコンのOS(基本ソフト)に対応しているか
Bハードディスクの空き容量がソフトの要求仕様以上に確保されているか
Cメモリの空き容量がソフトの要求仕様以上に確保されているか以上の点を確認した後、一度アンインストールをしてみてこの新しいソフトが影響を与えているかどうかを確認してみます。アンインスートルは「スタート」ボタンー→「プログラム」メニューとクリックして問題のソフト名の上にマウスのポインタを置いた時に「アンインストール」のメニューが表示されればそのメニューをクリックし、後は画面の表示に従いアンインストールします。また、「アンインストール」の表示がなければ「スタート」ボタン→「設定」メニュー→「アプリの追加と削除」アイコンをクリックして、問題のソフトを選択した後「追加と削除」ボタンを押します。
また、今一度ケーブルがキチンと正確に接続されているか、差込不足で接続不良になっていないかなどを確認します。
更に、今一度マニュアルを読み返してマニュアルとおりの操作かを確認した後、下記の点を確認してメーカーのホームページの「FQA」の閲覧をしたり、技術サポートへメールや電話にて問い合わせます。
@インストール(ソフトの組み込み)ではマニュアルのどこまでのステップが確認できたか
Aエラー表示、警告表示の内容など
Bパソコンのメーカー・機種、システム情報
Cその他、気が付いた点
この場合下記のいろいろな原因が考えられます。
(1)ドライバーがインストールされているが、正常に動作していない
最も多いトラブルの原因となっているのがこの例である。デバイス情報を見ることにより確認できる。リソースが確保されていない場合や競合している場合には手動での設定後、改めてデバイスドライバーの再インストールが必要です。
手動設定の方法については検索サイトでキーワードを「windows リソースの手動設定」として検索して、見やすいページを参照して手動設定してください。
なお、ページが大きく手動設定の部分が見つかりにくい場合はこの方法で検索すると効率的に情報を得ることができます。
この場合の検索文字は「手動設定」にて検索するとリソースの手動設定方法に近いところにジャンブします。
キーワードにてヒットしたページはすべてこちらの欲しい情報をもっているとは限らないため、ひとつひとつページを開いて最も欲しい情報が記載されていて、見やすく理解しやすいページを探していく必要があります。
(2)トライバーがインストールされていない
詳細な方法はこちらを参照。
(3)ケーブルや拡張ボードの接続が不良
このケースも以外と多いのが現実です。特にケーブルのコネクターを十分差し込んでいないためにおこる接触不良でトラブルとなりやすいため、しっかり奥まで今一度差し込んでみてくたさい。
拡張ボードもコネクターにしっかり差し込みましょう。非常に固くなかなか差し込めないものや逆にすっーと抵抗なしに差し込めるものなどあり、どちらも接触不良の原因になりやすいので差込の固さ加減も確かめてみてください。
(4)周辺機器本体の電源が入っていない
これも原因がわかれば笑い話になりますが、電源を入れたつもりで入っていなかったり、電源プラグを差し込んだつもりが差し込んでなかったりの場合もあります。電源ランプが点灯する機器では点灯していることを確認してください。
(5)設定がされていないか、不適当な設定になっている
これが原因でおこる症状はウンともスンとも動かない場合と反応はするけれども正常に動作しない場合があります。前者はパソコンと機器との間で設定が不良でうまく通信できないケースなどによります。後者は通信は正常で機器が反応しているので、この場合は機器の設定不良によるケースが多いです。いずれにしても、マニュアルを十分読み返して理解した上で、順序立てて最初から設定をやり直していくのが早道です。
(6)周辺機器が故障している
この原因は上記の原因すべてが消去されたときに初めて疑うべきトラブルの原因です。一般にはまず最初に疑われがちな原因なのですが、実際には機器は普通に扱っている以上そうは簡単には故障はしません。もし、パソコンをもっていて同じ機器を使用している友人がいるのであれば、友人のパソコンに繋げて正常に動作するかどうかを確認することは原因の特定には大きな助けになります。
いろいろやってみたが、すべて効果がなくうまくいかない場合はインストールし直しの道しか残されていません。でも、原因を突き止め対策を練るのは大変な労力を要するもので、一日や二日はあっという間に経ってしまうのも事実です。再インストールはWindowsのOSだけなら1〜2時間、周辺機器のドライバのインストールや設定を含めても半日あればほとんどの場合はOKです。
それを考えると直るかどうかも分からないのにいたずらに復旧に時間をかけるよりも、いっそのこと再インストールの方がよいという場合も多いのです。しかも、全てクリーンになるので、だましだましの復旧でいつまたトラブルになるかもしれないという不安を抱えるよりよほどベターな選択といえるでしょう。
慣れてしまえば簡単なのですが、初めての場合は少々戸惑うことがあるかもしれません。それだけに十分事前の準備をして取り組むことをお薦めします。
このページでは再インストールの流れについて記載しています。Windowsの種類によっても多少の違いがあることから、またインターネットにはWindowsに関する情報が極めて多いことから、実際の操作の方法についてはそちらの方をご参照ください。